「ミニ株って何だろう?株式投資に興味はあるけれど、まとまった資金がないし、いきなり大きな金額を投資するのは不安…」そんなふうに感じているあなたへ。
この記事を読めば、ミニ株の基本からメリット・デメリット、そして具体的な始め方まで全てが明確になり、少額からでも無理なく株式投資をスタートする方法がわかります。
これまで「自分には縁がないかも」と思っていた株式投資が、実は月々のお小遣い程度の金額からでも始められ、憧れの企業の株主になることも夢ではないかもしれません。
ミニ株を活用すれば、リスクを抑えつつ、賢く資産形成の第一歩を踏み出すことができるのです。
さあ、あなたもミニ株で新しい可能性の扉を開いてみませんか?
1. ミニ株とは?
1.1 ミニ株(単元未満株)の基本を分かりやすく解説
このセクションでは、株式投資の第一歩として注目されるミニ株について、その基本的な仕組みを中学生にも理解できるように優しく解説します。
株式投資に興味はあるけれど、まとまったお金がないと難しいと思っていませんか。
実は、少ないお金からでも株式投資を始められる方法があるのです。
それが「ミニ株」と呼ばれるものです。
(1) ミニ株とは何か?
ミニ株とは、通常の株式取引よりも少ない資金で株式を購入できる取引方法です。
通常の株式取引では、企業ごとに決められた1単元の株数、例えば100株といったまとまりでしか株を売買できません。
しかし、ミニ株を利用すると、この1単元に満たない株数、例えば1株からでも株式の売買が可能になります。
この仕組みは「単元未満株(たんげんみまんかぶ)」とも呼ばれており、株式投資の初心者の方が投資を始めやすいと人気があります。
例えば、ある会社の株価が1株1万円だったとします。
通常の取引で100株単位で買う場合、100万円という大きなお金が必要です。
ミニ株であれば、1株単位で買えるので、1万円からその会社の株主になることを試せるのです。
(2) 「単元株」との違いは?
株式市場で普段取引されているのは「単元株」といいます。
多くの会社では、100株を1単元としています。
これに対して、ミニ株(単元未満株)は、この1単元に満たない株数、つまり1株から99株までの株数を指すのが一般的です。
単元株の取引は、投資家が直接証券取引所を通じて行います。
一方、ミニ株は、証券会社が提供している特別なサービスを利用して取引する形になります。
そのため、証券会社によって「S株」や「かぶミニ」、「ワン株」や「プチ株」など、いろいろな名前で呼ばれています。
このミニ株とは何かという点を理解しておくと、投資の世界がぐっと身近に感じられるでしょう。
(3) なぜ少額から投資できるの?
ミニ株で1株から投資できるのは、証券会社が工夫しているからです。
証券会社が、投資家たちから集まったミニ株の注文を取りまとめて証券取引所に発注したり、証券会社自身が持っている株を小分けにして提供したりしています。
このような仕組みがあるため、これまで株価が高くて手が届かないと思っていた有名な会社の株も、数百円や数千円といった少額から購入できるのです。
株式投資の基本知識として、このミニ株の仕組みを理解しておくと、投資を始める際の心理的なハードルも低くなるはずです。
これまで大企業の株主になることは夢のまた夢と思っていた方でも、ミニ株ならその夢を叶えるチャンスが広がります。



「ミニ株とは?」の詳細は以下の記事を読んで下さい。

2. ミニ株のメリット・デメリット
2.1 ミニ株投資を始める前に知っておきたいこと
ミニ株投資には、初心者にとって嬉しい利点が多い一方で、注意しておきたい点もいくつかあります。
ここでは、その両面を詳しく見ていき、ミニ株 入門の助けになる情報をお伝えします。
(1) ミニ株の主なメリット
- 少額から株式投資を始められる
- ミニ株の最大の魅力は、数百円から数千円といった非常に少ない資金で株式投資をスタートできる点です。
- 例えば、株価が高い人気の会社の株でも、1株からなら気軽に挑戦できます。
- 投資するお金が少ないということは、もし株価が下がってしまったとしても、失うお金も少なくてすみます。
- これはミニ株 初心者の方にとって、大きな安心材料になるでしょう。
- 株式投資の第一歩を、安心して踏み出せるのがミニ株の良さです。
- 分散投資がしやすい
- 1株単位で購入できるため、少ない資金でも複数の会社の株に分けて投資する「分散投資」が簡単に行えます。
- 例えば、気になる会社をいくつか選び、それぞれの会社の株を1株ずつ買うことも可能です。
- 一つの会社だけに投資するよりも、複数の会社に分けることで、もし一つの会社の株価が下がっても、他の会社の株で影響を和らげられる可能性があります。
- これはリスクを抑える賢い方法と言えます。
- お試し買いで経験を積める
- 「この会社の株、気になるけどいきなり大きな金額を投資するのは不安…」と感じることはありませんか。
- そんな時、ミニ株ならまず1株だけ買ってみて、その会社の株価がどのように動くのかを観察する「お試し買い」ができます。
- 実際の取引を通じて、株式投資の仕組みやお金の流れ、株価が変動する感覚などを体験的に学ぶ良い練習になります。
- 本やインターネットで知識を得るだけでなく、実践から学べるのは大きなメリットです。
- 配当金や株主優待の権利
- ミニ株でも、持っている株の数に応じて配当金を受け取ることができます。
- 配当金とは、会社が得た利益の一部を株主に分配するお金のことです。
- また、会社によっては、1株持っているだけでも株主優待(自社の商品やサービス、割引券など)がもらえる場合があります。
- ただし、多くの会社では株主優待をもらうためには100株以上の保有が必要なことが多いので、事前に確認が必要です。
- 単元株にステップアップ可能
- ミニ株で少しずつ株を買い増していき、100株などの単元株数に達すると、通常の単元株として取引できるようになる証券会社もあります。
- 初めは少額からスタートし、慣れてきたら徐々に投資額を増やしていくというステップアップも考えられます。
- これは、将来的に本格的な株式投資を目指す方にとって、スムーズな移行を助けるでしょう。
- ポイントで投資できる場合も
- 証券会社によっては、普段のお買い物などで貯めたポイントを使って株を購入できるサービスがあります。
- 例えば、Pontaポイントや楽天ポイントなどを使って、現金を使わずにミニ株投資を始められる場合があります。
- これは、投資への最初のハードルをさらに下げてくれる嬉しい仕組みです。
(2) ミニ株の主なデメリット・注意点
- リアルタイム取引ができない場合がある
- 多くの証券会社では、ミニ株の取引は1日に1回や2回など、あらかじめ決められた時間にまとめて行われます。
- そのため、株価が大きく動いている時に「今すぐ売りたい」「今すぐ買いたい」と思っても、すぐには取引できないことがあります。
- この点は、ミニ株 入門者が特に注意すべき点と言えるでしょう。 市場の急な変動に素早く対応するのが難しい場合があることを理解しておく必要があります。
- ただし、楽天証券の「かぶミニ」のように、リアルタイムで取引ができるサービスも登場しています。
- 指値注文ができない場合が多い
- ミニ株の注文は、基本的に「いくらで買いたい・売りたい」という価格を指定する指値注文(さしねちゅうもん)ができません。
- 多くの場合、「その時の市場価格で売買する」という成行注文(なりゆきちゅうもん)のみとなります。
- そのため、自分が思っていたよりも高い値段で買ってしまう、あるいは安い値段で売ってしまう可能性があります。
- 手数料が割高になるケースも
- 少額の取引を何回も行うと、取引ごとにかかる手数料の割合が、投資金額に対して大きくなってしまうことがあります。
- これを「手数料負け」と言い、せっかく利益が出ても手数料で消えてしまう恐れがあります。
- しかし、ここ最近ではSBI証券のS株のように、売買手数料が無料の証券会社も増えてきていますので、証券会社選びが重要になります。
- 取引できる銘柄が限られる場合がある
- 世の中にある全ての会社の株が、ミニ株で取引できるわけではありません。
- 証券会社によって、ミニ株として取り扱っている銘柄の種類や数は異なります。
- 自分が投資したいと思っている会社の株が、利用しようとしている証券会社のミニ株の対象になっていない場合もあります。
- 議決権がない
- 株式会社の株主になると、会社の経営方針などに対して意見を言う権利(議決権)を持つのが一般的です。
- しかし、単元未満株主、つまりミニ株だけを持っている場合は、基本的にこの議決権はありません。
- 株主総会に参加して投票することも通常できません。
- 株主優待がもらえないことが多い
- 多くの会社では、株主優待をもらうための条件として、1単元(通常100株)以上の株を保有していることを挙げています。
- そのため、ミニ株の保有だけでは、株主優待の対象にならないことが多いです。
- ただし、一部の会社では1株からでも株主優待を提供している場合がありますので、興味のある方は調べてみると良いでしょう。
- 大きなリターンは期待しにくい
- ミニ株は投資金額が少ないため、もし株価が大きく上がったとしても、得られる利益の金額は限定的です。
- 少額投資はリスクが低い反面、短期間で大きな資産を築くのは難しいと言えます。
- 大きなリターンを目指す場合は、ある程度のまとまった資金での投資が必要になるでしょう。



3. ミニ株の始め方・口座開設
3.1 初心者でも簡単!ミニ株投資スタートアップガイド
ミニ株投資を始めるのは、実はとっても簡単です。
ここでは、証券会社の口座開設から実際に株を買うまでの流れを、ステップごとにミニ株 分かりやすく説明します。
このガイドを読めば、あなたもすぐにミニ株投資をスタートできるでしょう。
(1) 証券会社を選ぼう
まず、ミニ株(単元未満株)を取り扱っている証券会社を選びます。
ネット証券は、店舗を持たないため手数料が比較的安く設定されており、オンラインで手軽に手続きができるため、ミニ株 初心者の方におすすめです。
各証券会社によって、ミニ株のサービス内容(手数料、取り扱っている銘柄の種類、ポイントが使えるかどうかなど)が異なります。
この後の「4. ミニ株の証券会社比較」の情報を参考にして、自分に合った証券会社をじっくり比較検討しましょう。
(2) 証券口座を開設しよう
投資したい証券会社が決まったら、次はその証券会社のウェブサイトから証券口座の開設を申し込みます。
口座開設に必要なものは、主に以下の通りです。
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)
- マイナンバーが分かる書類(マイナンバーカードや通知カードなど)
- 株を売った代金などを受け取るための銀行口座の情報
多くの場合、スマートフォンのカメラで本人確認書類を撮影してアップロードしたり、必要な情報を入力したりするだけで、オンライン上で手続きが完了します。
口座の種類を選ぶ際には、「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶと良いでしょう。
この口座を選ぶと、株の売買で利益が出た場合の税金の計算や納付を、証券会社が代わりに行ってくれます。
そのため、原則として自分で確定申告をする手間が省けるので、初心者には最もおすすめの口座タイプです。
また、税金がお得になる「NISA口座」も同時に開設できることが多いので、検討してみましょう。
NISA口座については、「6. ミニ株の税金・NISAの基礎」で詳しく解説します。
申し込み後、証券会社による審査が行われ、無事に完了すると、インターネット取引に必要なログインIDやパスワードなどが通知され、口座が開設されます。
(3) 証券口座に入金しよう
証券口座が開設されたら、実際に株を購入するための資金を、その口座に入金します。
入金方法は、お持ちの銀行口座からの振り込みや、インターネットバンキングを利用した即時入金サービスなど、証券会社によっていくつかの方法が用意されています。
自分にとって便利な方法を選んで入金しましょう。
(4) 投資する銘柄を選んで注文しよう
証券口座にお金が入ったら、いよいよ株を選んで注文します。
多くのネット証券では、パソコンのウェブサイトやスマートフォンのアプリを使って、簡単に株の情報を調べたり、注文を出したりできます。
ミニ株として取り扱われている銘柄の中から、自分が興味のある会社や、応援したいと思う会社を探してみましょう。
購入したい銘柄と株数を決めたら、買い注文を出します。
ミニ株の場合、多くは「成行注文(なりゆきちゅうもん)」という、値段を指定しない注文方法になります。
(5) 約定(取引成立)を確認しよう
出した注文が証券取引所で成立することを「約定(やくじょう)」と言います。
注文が約定すると、あなたは晴れてその会社の株主です。
証券会社の取引画面で、自分が購入した株の銘柄名、株数、いくらで買ったか(取得価格)などを確認できます。
(6) 投資の目的と余剰資金で
株式投資を始める前に、何のためにお金を増やしたいのか、例えば「将来のためにお金を貯めたい」「お小遣いを少しでも増やしたい」など、自分なりの目的を考えてみると良いでしょう。
そして、投資において最も大事なミニ株 基本知識の一つは、「余剰資金(よじょうしきん)」で行うことです。
余剰資金とは、毎日の生活に必要なお金や、近い将来に使う予定が決まっているお金を除いた、当面使う予定のないお金のことです。
万が一、投資したお金が減ってしまっても生活に困らないように、無理のない範囲で始めることが大切です。



「ミニ株の始め方」の詳細は以下の記事を読んで下さい。

4. ミニ株の証券会社比較
4.1 あなたにピッタリの証券会社は?主要4社を徹底比較
ミニ株(単元未満株)を取り扱っている証券会社はいくつかあります。
それぞれ手数料やサービス内容が異なるため、自分に合った証券会社を選ぶことが、快適なミニ株 入門の第一歩です。
ここでは、代表的なネット証券4社のミニ株サービスを比較し、ミニ株 分かりやすくそれぞれの特徴を解説します。
自分に合った証券会社選びの参考にしてください。
(1) 証券会社選びのポイント
ミニ株の証券会社を選ぶ際には、いくつかのポイントを比較検討すると良いでしょう。
- 手数料
- 売買手数料は無料か、かかる場合はいくらか。 少額取引が中心となるミニ株では特に重要なポイントです。
- 取扱銘柄数
- 自分が投資したいと考えている会社の株を扱っているか確認しましょう。
- 取引のしやすさ
- 注文方法(リアルタイム取引ができるか、指値注文ができるかなど)も使い勝手に関わります。
- ポイント投資
- 普段使っているポイントで株が買えるかどうかも、お得感につながります。
- NISA対応
- 税制優遇のあるNISA口座でミニ株取引ができるかは大きなメリットです。
(2) 主要ネット証券4社のミニ株サービス比較表
以下の表は、主要なネット証券4社のミニ株サービスをまとめたものです。
情報は変わることがあるため、実際に口座開設する前には、必ず各証券会社の公式サイトで最新の情報を確認してください。
証券会社 (サービス名) | 買付手数料 (税込) | 売却手数料 (税込) | リアルタイム取引 | 主な注文時間と約定タイミング | ポイント投資 | NISA成長投資枠 | 特記事項 |
SBI証券 (S株) | 無料 ※1 | 無料 ※1 | 不可 | 注文時間により当日または翌営業日の前場/後場始値 | Tポイント、Ponta等 | 対応 | 手数料完全無料が魅力。取扱銘柄も豊富。 |
楽天証券 (かぶミニ®) | 無料 (寄付)<br>スプレッド0.22% (リアルタイム) | 無料 (寄付)<br>スプレッド0.22% (リアルタイム) | 可能 | 【リアルタイム】東証営業日の9:00~11:30, 12:30~15:25<br>【寄付】前営業日17:00~当日8:45注文 → 当日前場寄付約定 | 楽天ポイント | 対応 | リアルタイム取引と寄付取引を選べる。 |
マネックス証券 (ワン株) | 無料 | 約定代金の0.55% (最低52円) ※2 | 不可 | 当日0:00~11:30注文 → 当日後場始値約定<br>11:30以降注文 → 翌営業日後場始値約定 | マネックスポイント(交換のみ) | 対応 (売却も実質無料) | 買付手数料無料。NISA口座なら売却もお得。 |
auカブコム証券 (プチ株®) | 約定代金の0.55% (最低52円) ※3 | 約定代金の0.55% (最低52円) ※3 | 不可 | 注文時間により当日後場始値または翌営業日前場始値 | Pontaポイント | 対応 (手数料無料) | Pontaポイントが使える。NISA口座なら手数料無料。 |
<br>
※1 SBI証券: 各種交付書面を郵送から電子交付に設定することが条件の場合があります。買付手数料は一旦徴収後キャッシュバックされる形式の場合があります。
※2 マネックス証券: NISA口座での取引の場合、売却手数料も実質無料(キャッシュバック形式)です。
※3 auカブコム証券: NISA口座(成長投資枠)での取引の場合、売買手数料は無料です。
(3) 各社の特徴まとめと選び方のヒント
- 手数料を最重視するなら
- SBI証券の「S株」は買付も売却も手数料が無料なので、コストを抑えたい方には非常に魅力的です。 楽天証券の「かぶミニ®」の寄付取引も手数料無料です。
- リアルタイムで取引したいなら
- 楽天証券の「かぶミニ®」は、東京証券取引所の取引時間中(9:00~11:30、12:30~15:25)にリアルタイムで売買ができます。 値動きを見ながらタイミングを計って取引したい方に向いています。
- Pontaポイントを使いたいなら
- auカブコム証券の「プチ株®」では、Pontaポイントを使って株を購入できます。 普段からPontaポイントを貯めている方には便利でしょう。
- 楽天ポイントを使いたいなら
- 楽天証券の「かぶミニ®」では、楽天ポイントを使って株を購入できます。 楽天経済圏をよく利用する方におすすめです。
- 幅広い銘柄に投資したいなら
- SBI証券の「S株」やマネックス証券の「ワン株」は、比較的多くの銘柄を取り扱っていると言われています。 投資したい銘柄が決まっている場合は、その銘柄が取引可能か事前に確認しましょう。
- NISA口座を活用したいなら
- 今回紹介した4社ともNISA口座(成長投資枠)でミニ株の取引が可能です。
- auカブコム証券やマネックス証券は、NISA口座での取引手数料が優遇される点が特徴です。
- SBI証券は元々手数料が無料なのでNISAでもお得です。
- 楽天証券もNISAに対応しており、取引方法によって手数料が異なります。
ご自身の投資スタイルやよく使うサービスなどを考慮して、最適な証券会社を選んでください。



5. ミニ株の銘柄選びの基本
5.1 投資デビュー応援!ミニ株で始める銘柄選びのコツ
「どの会社の株を買えばいいのだろう。」
これは株式投資を始める誰もが一度は悩むポイントです。
ここでは、特にミニ株 初心者の方が安心して銘柄を選べるような、基本的な考え方やヒントを紹介します。
ミニ株 分かりやすく、銘柄選びの楽しさもお伝えできればと思います。
(1) 自分がよく知る、応援したい会社を選ぶ
- 身近な商品やサービスを提供している会社
- 株式投資の第一歩として、まずは自分が普段から利用している商品やサービスを作っている会社に注目してみましょう。
- 例えば、好きなお菓子を作っているメーカーや、毎日使っているスマートフォンのアプリを開発している会社、あるいは応援しているスポーツチームのスポンサーになっている企業などです。
- 自分がよく知っている会社であれば、その会社の事業内容や業界全体の動向なども理解しやすいはずです。
- また、その会社の強みや魅力を既に感じていることでしょうから、投資判断もしやすくなります。
- 関心のある業界の会社
- 自分がもともと興味を持っている分野の会社を選ぶのも良い方法です。
- 例えば、ゲームが好きならゲーム関連の会社、環境問題に関心があるなら再生可能エネルギー関連の会社などです。
- 興味のある分野であれば、その会社の株価の動きや関連するニュースなどを楽しくチェックできるでしょう。
- 楽しみながら情報を集めることは、投資を長く続けるための秘訣の一つです。
- 投資を「勉強」と捉えるのではなく、趣味の延長のように捉えられると、自然と知識も身についていくものです。
(2) 少額で買える「値がさ株」に挑戦する
「値がさ株(ねがさかぶ)」という言葉を聞いたことがありますか。
これは、1株あたりの株価が高い株式のことを指します。
例えば、任天堂やソニーグループ、キーエンスといった有名企業の株は、株価が高いため、通常の単元株(100株単位)で購入しようとすると、数百万円もの大きな資金が必要になることがあります。
しかし、ミニ株であれば、このような値がさ株も1株から購入できます。
普段はなかなか手の届かない、憧れの有名企業の株主になるという貴重な体験ができるのも、ミニ株ならではの大きな魅力と言えるでしょう。
少額からでも、日本を代表するような企業の成長に参加できるチャンスがあるのです。
(3) 配当金や株主優待に注目する
- 高配当銘柄
- 企業によっては、株主に利益の一部を「配当金」として還元しています。
- 安定して高い配当金を出している企業、いわゆる「高配当銘柄」に注目するのも一つの銘柄選びの方法です。
- ミニ株であっても、保有している株数に応じて配当金を受け取ることができます。
- 例えば、三菱UFJフィナンシャル・グループやソフトバンク、日本たばこ産業(JT)などは、高配当株として知られています。
- 受け取った配当金をさらに投資に回すことで、お金がお金を生む「複利の効果」も期待できます。
- 1株から株主優待がもらえる銘柄
- 株主優待は、企業が株主に対して自社製品やサービス、割引券などを提供する制度です。
- 多くの企業では1単元(通常100株)以上の株主に株主優待を提供していますが、中には1株保有しているだけでも株主優待がもらえる企業も少数ながら存在します。
- 例えば、家電量販店の上新電機(買い物優待券)や、SBIホールディングス(健康補助食品の割引購入)、医療機器メーカーのテルモ(自社製品の優待販売やオリジナルカレンダー)などが、1株から株主優待がもらえる銘柄として知られています。
- ただし、株主優待の内容や条件は変更されることがあるため、投資する前には必ず最新の情報を企業のウェブサイトなどで確認しましょう。
(4) 分散投資を心がける
どんなに魅力的に見える会社であっても、一つの銘柄だけに全ての資金を集中して投資するのは、リスクが高い行動と言えます。
もしその会社の業績が悪化したり、株価が大きく下がったりした場合、大きな損失を被る恐れがあるからです。
ミニ株は少額から複数の銘柄に投資できるというメリットがあります。
このメリットを活かして、異なる業種の会社や、値動きの傾向が異なる会社などに資金を分けて投資する「分散投資」を常に心がけましょう。
卵を一つのカゴに全部入れてしまうと、もしそのカゴを落とした時に全ての卵が割れてしまうかもしれません。
しかし、複数のカゴに分けて入れておけば、一つのカゴを落としても他のカゴの卵は無事です。
分散投資もこれと同じ考え方です。
(5) 企業の情報を集める習慣を
投資する会社が決まったら、その会社のウェブサイトを訪れて、どのような事業を行っているのか、業績はどうなのかといった情報をチェックしてみましょう。
また、新聞やニュース、経済情報サイトなどで、経済全体の動きや、自分が興味を持っている業界の動向にも目を向ける習慣をつけると良いでしょう。
最初は難しく感じるかもしれませんが、毎日少しずつでも情報に触れているうちに、だんだんと理解できるようになってきます。
ミニ株 分かりやすく解説している情報源もたくさんありますので、そういったものも活用しながら、楽しみながら学んでいくことが大切です。



6. ミニ株の税金・NISAの基礎
6.1 知っておくと安心!ミニ株投資と税金、おトクなNISA制度
ミニ株で利益が出た場合、税金はどうなるのでしょうか。
また、税金がおトクになるNISA(ニーサ)制度についても、ミニ株 基本知識としてミニ株 分かりやすく解説します。
これらの知識は、賢く投資を進める上でとても役立ちます。
(1) ミニ株の利益にかかる税金
ミニ株(単元未満株)を売却して得た利益(これを譲渡益と言います)や、株を保有していることによって企業から支払われる配当金には、原則として税金がかかります。
現在の税率は、利益に対して合計で20.315%です。
この内訳は、所得税が15%、復興特別所得税が0.315%(所得税額の2.1%)、そして住民税が5%となっています。
例えば、ミニ株の売買で1万円の利益が出たとすると、その20.315%である約2,031円が税金として差し引かれる計算になります。
同様に、配当金を受け取る際も、この税率で税金が源泉徴収(あらかじめ差し引かれること)されるのが一般的です。
(2) 確定申告は必要?
株式投資で利益が出た場合の税金の手続きとして「確定申告」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
確定申告が必要かどうかは、開設している証券口座の種類によって異なります。
証券口座には主に「一般口座」「特定口座(源泉徴収なし)」「特定口座(源泉徴収あり)」の3種類があります。
このうち、「特定口座(源泉徴収あり)」を選んで取引していれば、証券会社が年間の損益を計算し、利益が出た場合には税金を自動的に計算して納税まで代行してくれます。
そのため、原則として自分で確定申告を行う必要はありません。
これは株式投資の初心者の方にとって、税金の手続きの負担が軽くなるため、とても便利な仕組みです。
口座開設の際には、この「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶことをおすすめします。
もし「特定口座(源泉徴収なし)」や「一般口座」を選んだ場合は、自分で1年間の取引の損益を計算し、確定申告を行う必要があります。
(3) おトクな非課税制度「NISA」とは?
NISA(ニーサ)とは、少額からの資産形成を応援するために国が設けた、税制優遇制度のことです。
正式名称を「少額投資非課税制度」と言います。
NISA制度の最大のメリットは、NISA口座内で購入した株式や投資信託などから得られる利益(譲渡益や配当金など)が、一定の投資額までは非課税になる、つまり税金がかからないという点です。
通常であれば約20%かかる税金がゼロになるわけですから、これは非常におトクな制度と言えます。
手元に残るお金がその分増えることになるのです。
(4) ミニ株はNISAで買える?
はい、ミニ株(単元未満株)もNISA口座を使って購入することができます。
2024年から始まった新しいNISA制度には、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの投資枠があります。
ミニ株のような個別株の取引は、主に「成長投資枠」を利用することになります。
この成長投資枠では、年間240万円までの投資で得た利益が非課税となります。
また、非課税で保有できる期間も無期限化されました。
ミニ株でコツコツと株式投資を始めたいと考えている方にとって、NISA口座を活用しない手はありません。
少額の利益であっても、非課税の恩恵は大きいです。
(5) NISA口座開設の注意点
NISA口座を開設する際には、いくつか知っておきたい点があります。
まず、NISA口座は、原則として一人につき一つの金融機関でしか開設できません。
複数の証券会社や銀行で同時にNISA口座を持つことはできません。
(ただし、年に一度、金融機関を変更することは可能です。)
多くの証券会社では、通常の証券口座(特定口座や一般口座)を開設する際に、同時にNISA口座の開設も申し込めるようになっています。
ミニ株投資を始めるなら、ぜひNISA口座の開設も合わせて検討しましょう。



7. ミニ株のよくある質問
7.1 初心者の疑問をスッキリ解消!ミニ株Q&A
ミニ株投資を始めるにあたって、多くの方が疑問に思うことや不安に感じる点をQ&A形式でまとめました。
ミニ株 分かりやすく解説しますので、あなたの疑問解消にお役立てください。
これらのミニ株 基本知識は、安心して投資をスタートするために役立つでしょう。
(1) Q. ミニ株でも配当金はもらえますか?
A. はい、ミニ株(単元未満株)でも配当金はもらえます。
保有している株数に応じて、通常の単元株を保有している株主と同じように、配当金を受け取ることができます。
例えば、ある会社が1株あたり10円の配当金を出すと発表した場合、あなたがその会社のミニ株を10株持っていれば、10円×10株=100円の配当金が受け取れます(税金が引かれる前の金額です)。
配当金は、企業が利益を上げた場合に株主に還元されるものなので、ミニ株でもその恩恵を受けられるのは嬉しいポイントです。
(2) Q. ミニ株でも株主優待はもらえますか?
A. これは銘柄(会社)によりますが、残念ながらもらえないことが多いです。
多くの企業では、株主優待の対象となる株主を「1単元(通常は100株)以上の株式を保有している方」と定めています。
そのため、1単元に満たないミニ株の保有だけでは、株主優待の対象外となってしまうケースが一般的です。
しかし、諦めるのはまだ早いです。
一部の企業では、株主への感謝のしるしとして「1株からでも株主優待を提供している」場合があります。
例えば、家電量販店の上新電機や、金融サービスのSBIホールディングスなどが、1株保有の株主にも優待品を提供していることで知られています。
どうしても株主優待が欲しい場合は、投資を検討している企業の株主優待の条件(対象株数など)を、事前に企業の公式ウェブサイトや証券会社の情報でしっかり確認しましょう。
(3) Q. 投資した会社が倒産したら、株はどうなりますか?
A. 残念ながら、投資した会社が倒産してしまった場合、その会社の株式の価値は、ほぼゼロになってしまう可能性が高いです。
会社が経営破綻し、法的に倒産手続きが開始されると、その会社の株式は通常、証券取引所での売買ができなくなる「上場廃止」という措置が取られます。
上場廃止になると、市場での取引ができなくなるため、株の価値は大きく下落するか、場合によっては全く価値のないもの(紙切れ同然)になってしまうことが一般的です。
だからこそ、株式投資においては、一つの会社だけに資金を集中させるのではなく、複数の異なる会社に資金を分けて投資する「分散投資」が非常に重要になります。
ミニ株は少額から複数の銘柄に投資しやすいので、分散投資を実践しやすいというメリットがあります。
(4) Q. 証券会社が倒産したら、預けている株やお金はどうなりますか?
A. 万が一、利用している証券会社が倒産してしまった場合でも、投資家の皆さんが預けている資産は保護される仕組みがあります。
日本では「投資者保護基金」という制度が設けられており、証券会社が破綻した場合、この基金から顧客一人あたり原則として1,000万円までが補償されます。
さらに、証券会社は、顧客から預かったお金や株式などの資産を、証券会社自身の資産とは明確に分けて管理すること(これを「分別保管」と言います)が法律で義務付けられています。
この分別保管の仕組みがあるため、基本的には証券会社が倒産したとしても、顧客の資産は守られ、返還されることになっています。
ですから、証券会社の倒産リスクについては、過度に心配する必要はないでしょう。
(5) Q. ミニ株の取引時間はいつですか?
A. ミニ株の取引時間は、利用する証券会社や、その証券会社が提供するミニ株のサービス(例えば、リアルタイムで取引できるか、1日に1回や2回の決まった時間に約定するかなど)によって異なります。
例えば、楽天証券の「かぶミニ®」では、東京証券取引所が開いている平日の9:00~11:30(前場)と12:30~15:25(後場)にリアルタイムで取引が可能です。
一方、SBI証券の「S株」では、注文を出す時間帯によって、その日の前場(9:00から始まる取引)の最初の値段(始値)や後場(12:30から始まる取引)の始値で約定するなど、1日に複数回の約定タイミングが設けられています。
ちなみに、東京証券取引所の通常の取引時間は、平日の9:00~11:30(前場)と12:30~15:00(後場)です。
ミニ株の具体的な取引ルールや時間については、利用を検討している証券会社のウェブサイトで必ず確認するようにしましょう。
「4. ミニ株の証券会社比較」の表も参考にしてください。
(6) Q. 株価が上がったら、いつ売ればいいですか?
A. これは株式投資において永遠のテーマとも言える難しい質問で、残念ながら「このタイミングで売れば絶対に正解」という答えはありません。
なぜなら、いつ売るべきかは、その人の投資の目的(例えば、短期で利益を出したいのか、長期で資産を増やしたいのか)や、どのくらいの利益を目指しているのか、どの程度のリスクなら受け入れられるのかといった、個々の投資戦略によって大きく異なるからです。
考えられる方法としては、「目標としていた利益額に達したら売る」「株価が購入時の〇〇%上昇したら売る」など、自分なりのルールをあらかじめ決めておくことです。
また、その会社の将来的な成長を期待して、長期的に株を持ち続けるという選択肢もあります。
ミニ株 初心者のうちは、まずは少額の利益でも一度売却してみて、利益を確定させる経験を積んでみるのも良いかもしれません。
その経験を通じて、自分なりの売り時を見つけていくことが大切です。
(7) Q. 株主優待の「長期保有特典」をミニ株で活用できますか?
A. 条件次第では可能性がありますが、いくつかの注意点があります。
一部の企業では、株主優待の内容が、株式を長期間継続して保有している株主に対してより手厚くなる「長期保有特典」という制度を設けていることがあります。
この長期保有の条件として、「株主名簿に同一の株主番号で継続して記載(記録)されていること」が挙げられる場合があります。
理論上は、1株でも保有していれば株主番号は継続されるため、株主優待の権利が確定する日(権利確定日)以外は1株だけを保有し続け、権利確定日の前に株主優待がもらえる最低限の株数(例えば100株)まで買い増すことで、長期保有特典の条件を満たしつつ、コストを抑えるという方法が考えられます。
しかし、企業によっては長期保有特典の条件として、「継続して所定の株数以上(例えば100株以上)を保有していること」といった、保有株数に関する条件を付加している場合もあります。
この場合は、1株だけを保有している期間は長期保有の期間としてカウントされないため、上記の方法は使えません。
そのため、長期保有特典をミニ株で活用したいと考える場合は、必ずその企業の株主優待の条件(長期保有の定義、必要な株数など)を、企業の公式ウェブサイトやIR情報などで詳細に確認することが不可欠です。
安易な判断はせず、正確な情報に基づいて行動しましょう。



8. まとめ
8.1 ミニ株投資から広がる未来へ!賢く始める資産形成
この記事では、「ミニ株とは」何か、そのメリット・デメリット、具体的な始め方、銘柄選びのコツ、そして税金やお得なNISA制度について、ミニ株 初心者の方にもミニ株 分かりやすく解説してきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
(1) ミニ株投資の魅力と可能性の再確認
ミニ株投資には、初心者の方が株式投資をスタートする上で、多くの魅力と可能性があります。
- 少額から始められる手軽さ
- 数百円や数千円といったお小遣い程度の金額からでも、憧れの有名企業の株主になることができます。
- 分散投資でリスク軽減
- 少ない資金でも複数の銘柄に少しずつ投資することで、一つの銘柄に集中投資するよりもリスクを抑えることが期待できます。
- 投資経験を積む第一歩
- 実際の取引を通じて、株価の動きや経済のニュースに関心を持つようになり、株式投資の知識や感覚を自然と養うことができます。
- NISA活用で税制優遇
- NISA口座を利用すれば、ミニ株で得た利益にかかる税金が非課税になるため、より効率的に資産を増やすことが期待できます。
これらの点から、ミニ株は株式投資の入門として、また、将来のための長期的な資産形成を始めるきっかけとして、非常に優れた方法の一つと言えるでしょう。
(2) ミニ株投資で学んだことを活かして
ミニ株を通じて株式投資の基本的な仕組みや楽しさ、そしてリスクについて理解を深めることができたら、そこからさらにステップアップしていくことも考えられます。
例えば、ミニ株で自信がついたら、次は単元株での取引に挑戦してみたり、より積極的にリターンを追求したくなったりするかもしれません。
あるいは、株式だけでなく、もっと多様な金融商品に目を向けてみたいという気持ちが芽生えるかもしれません。
ミニ株投資で得た知識や経験は、その後のどのような投資活動を行う上でも、必ずあなたの役に立つはずです。
(3) 最後に 焦らず、自分のペースで
投資は、誰かと成績を競うものではありません。
また、短期間で大きな利益を追い求めるあまり、無理な投資をしてしまうのは避けたいところです。
大切なのは、ご自身のライフプランや、どの程度のリスクなら受け入れられるか(リスク許容度)をよく考え、無理のない範囲で、そして何よりも楽しみながら続けることです。
この記事が、あなたの豊かな未来を築くための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。
焦らず、ご自身のペースで、賢い資産形成の一歩を踏み出してください。



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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
【登場人物】



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